2013年4月9日火曜日

チューニング

チューニングはすべてリザーバーから導入したガスをFIでイオン化させて行っている.

m/z 207, 222, 281, 355, 429のいずれか
ドリフト補正に用いるcyclosiloxane混合物をそのまま使用する.
五量体,六量体は沸点が高く,エミッターに残りやすい.
強度が下がっていく中で手早くチューニングするか,頻繁に焼きだしをする.

m/z 281
cyclosiloxaneの四量体だけを使用する.
エミッターへの吸着はほとんどない.
m/z 281はEIでもチューニングに使用する値なので,ピーク形状の比較ができる.

m/z 58
アセトンを使用する.
イオン化効率が極めて高い.
エミッターへの吸着はない.
実際に測定する質量範囲よりかなり低質量である.